生きる言い訳

「なぜ生きるのか?」「いかに生きるべきか?」という問いに正面から挑戦する、哲学・倫理・思想ブログ

日本共産党論

日本共産党による松竹伸幸氏除名処分およびその周辺問題について・後編

前編: ikiruiiwake.hatenablog.com 真理のレベル――日本共産党のパラノイア的反応 精神分析家ジャック・ラカンは、次のような言葉を残している。「嫉妬深い夫の主張する妻の浮気が全て事実だったとしても、依然として夫の嫉妬は病的である。」 同じように、…

日本共産党による松竹伸幸氏除名処分およびその周辺問題について・前編

前回: ikiruiiwake.hatenablog.com 松竹伸幸氏の除名について 前回の記事で取り上げた"日本共産党ヒラ党員"松竹伸幸氏が、2月6日付で除名処分となった。この件に関し、松竹氏・日本共産党・大手メディアの間での応酬が続いている。 日本共産党の一連の対応…

日本共産党はいかにあるべきか――松竹伸幸氏の呼びかけへの応答

2023年1月19日、元日本共産党本部職員で現役日本共産党員の松竹伸幸なる人物が、日本共産党に対し党首公選制を求め記者会見を行った。これは同日発売の松竹著「シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由 (文春新書 1396)」とともに各ニ…

日本共産党の地方組織とマネジメント――横浜・杉並の事件に関して

2022年11月6日、岡山で開かれたJCPフェスタに辰巳コータローがやってきた。そのさい、日本共産党杉並地区委員会におけるいわゆる「パワハラ疑惑問題」および、横浜市神奈川区の個人情報不正取得・不正使用事件*1について話すことができた。この記事では、辰…

「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯―」とアンティゴネ

知り合いの日本共産党市議に誘われ、映画「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯―」を観た。この映画は、桂 荘三郎監督のもと、全国的な協賛募金と製作支援上映権の販売によって製作され、全国で上映活動がなされているものである。 chiyoko-cinema.jp 伊藤…

マルクス主義よ、もういちど!

我々は今まさに時代の転換点に、最後の転換点にいる。この国を取り巻く多くの問題(少子高齢化、経済の停滞と衰退、国際関係や外交問題、地球温暖化など)は、この先5年のうちに解決の展望が見れなければ、日本の決定的かつ半永続的な衰退をもたらすだろう。…