生きる言い訳

「なぜ生きるのか?」「いかに生きるべきか?」という問いに正面から挑戦する、哲学・倫理・思想ブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

日本共産党による松竹伸幸氏除名処分およびその周辺問題について・後編

前編: ikiruiiwake.hatenablog.com 真理のレベル――日本共産党のパラノイア的反応 精神分析家ジャック・ラカンは、次のような言葉を残している。「嫉妬深い夫の主張する妻の浮気が全て事実だったとしても、依然として夫の嫉妬は病的である。」 同じように、…

日本共産党による松竹伸幸氏除名処分およびその周辺問題について・前編

前回: ikiruiiwake.hatenablog.com 松竹伸幸氏の除名について 前回の記事で取り上げた"日本共産党ヒラ党員"松竹伸幸氏が、2月6日付で除名処分となった。この件に関し、松竹氏・日本共産党・大手メディアの間での応酬が続いている。 日本共産党の一連の対応…

3.存在の無(1)自己再帰と自己意識

肯定的な弁証法? 我々はここまで、エンゲルスの自然弁証法のようなことをやってきた。つまり、量子論的な揺らぎ、偶然性がそのマクロな系においては統計的な物理法則という必然性をつくり出し、物理法則に従う諸々が構造と生命をつくり出し(量の質への転化…

日本共産党はいかにあるべきか――松竹伸幸氏の呼びかけへの応答

2023年1月19日、元日本共産党本部職員で現役日本共産党員の松竹伸幸なる人物が、日本共産党に対し党首公選制を求め記者会見を行った。これは同日発売の松竹著「シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由 (文春新書 1396)」とともに各ニ…

2022-2023年を想う

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 年が明けても何が変わるわけでもない。淡々とその時その時を生きていたいから、一年の振り返りや新年の抱負といったものは努めてしないようにしている。けれど、今年は大きな進展や変化が見込めそうだから…