生きる言い訳

「なぜ生きるのか?」「いかに生きるべきか?」という問いに正面から挑戦する、哲学・倫理・思想ブログ

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

序論:「否定的なもの」と自然科学の方法

否定性、存在の無、欠如、自身との最小限の差異……。 ヘーゲルおよびそれに影響を受けた(とくにコジェーヴのヘーゲル講義から影響を受けた)、サルトル、ラカン、ジジェクらの哲学において、こうした「否定的なもの」は重要な位置を占めている。というのもこ…

マルクス主義よ、もういちど!

我々は今まさに時代の転換点に、最後の転換点にいる。この国を取り巻く多くの問題(少子高齢化、経済の停滞と衰退、国際関係や外交問題、地球温暖化など)は、この先5年のうちに解決の展望が見れなければ、日本の決定的かつ半永続的な衰退をもたらすだろう。…