生きる言い訳

「なぜ生きるのか?」「いかに生きるべきか?」という問いに正面から挑戦する、哲学・倫理・思想ブログ

フリーハグ排除事件続報:管理会社従業員の話は全部デマカセ

前回のあらすじ:

 地下通路(市道)でフリーハグを行っていたら、管理委託会社の従業員を名乗る男に制止され、退去を求められた!どうやら、市と管理会社の間で決められた管理方針に従っているらしい。フリーハグすら公共空間から排除されるならば、政治的自由などありえない。断固としてこれと闘い、打ち破らねばならぬ。現代日本では、あらゆる運動は路上解放闘争に帰結するのだ!

ikiruiiwake.hatenablog.com

 

 前回の記事の後、日本共産党岡山市議会議員と面会し、地域整備課などの文書の開示をお願いした。先日その結果の報告を聞いた。

 その内容は、なんと拍子抜けのゼロ回答!「警備計画書」も当該事案の記録も存在せず、市道管理の内容すら市は把握していなかった!

 

 調査してくれた市議の話によれば、市道の管理には警察署は関わっておらず、地域整備課のみ関係がある。地域整備課は、当該市道について管理を委託しており、「委託仕様書」は作成しているが、「警備計画書」は作成していない。委託を受けた会社が孫請け会社に再委託しているかもしれないが、市は把握していない。業務の報告として警備日誌が作成されているはずだが、私が排除を受けた日時の日誌には当該事案の報告は書かれていなかった。

 つまり、私を排除した従業員の実在が確認できないのだ。なんということだ、管理会社の名前など調べれば分かると思って所属と名前を控えなかったのが大失態だった。そして、この従業員が存在するとして、彼が私に向かって言ったことは徹頭徹尾デタラメ、「普通ではない人間」を丸め込んで追い出すための方便だったのである。道路交通法の誤った適用に気を取られて、後から話した内実までが嘘まみれだとは気がつかなかった。

 

 この事態は想定外だった。従業員の話をもとに用意していた「次の一手」はことごとく外されてしまった。

 想定すべきではあったのだ。市が委託会社に丸投げし、ピンハネ再委託ビジネスの材料になり、現場の従業員はその日の糧を得るために職業倫理など欠片も持たない。これは日本全国で起きているであろう事態である。

 

 とはいえ、新しく得た情報もある。というのも、市からの具体的な指示が含まれる「警備計画書」が存在しない以上、管理会社の管理業務には法的正統性は一切存在しないということである。もちろん、こちらが法律に違反する行為をすれば警察に通報されるが、こちらが法を守る限りは警察のほうも呼ばれても困るというものである。

 つまり、次の一手は、反復すること、もう一度同じことをやって、それで権利を勝ち取ることである。はじめからそうすればよかったのかもしれないが、今度はこちらが一方的に相手の情報を得ている。不意打ちを受けた前回よりも有利に闘えるはずだ。周到な準備のうえで、不当な管理を打ち破ろう!決戦の日は近い!